Categories
ブログ

【イベント報告】7/20 函館・大沼にてJSPA公認「Safety & Rescue Program(SRP)講習」を開催しました!

7月20日(日)、函館・大沼にてJSPA(日本セーフティパドリング協会)公認「Safety & Rescue Program(SRP)講習」を開催いたしました!
ご参加いただいた皆さま、暑い中本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!

SRP講習(Safety & Rescue Program)とは?

SRP講習は、日本セーフティパドリング協会(JSPA)が定める“安心して水の上を楽しむため”の公式プログラムです。

パドルスポーツに必要な「安全の知識」と「最低限のパドリング技術」、そしていざという時に役立つ「レスキューの基本」を、専用テキストを使った座学と水上実技で体系的に学んでいきます。

「自分の身を守るセルフレスキュー」と「仲間を助けるグループレスキュー」を無理なく身につけられる内容になっており、独り立ちを目指すパドラーや安全意識を高めたい方には必見の講習です。

当日のスケジュール&講習の様子

当日はお天気にも恵まれ、素晴らしいロケーションの中でみっちりと講習を行いました!

【午前】座学講習 @大沼国際セミナーハウス

まずは涼しい屋内で、じっくりと座学からスタート。
この講習の基本的な趣旨は安全で楽しいパドリング活動です。
それを具体的に落とし込むと、自分たちで、楽しんだり、判断したりできるパドリング活動だと思っていますので、それに向けた。

参加者には
・まずは参加者に当日の気象を調べてきてもらう
・それに元図いてツアープランを考えてきてもらいます(簡単のものでOK)

それをベースに
・気象
・フィールド
・パドリング技術
・装備
+少し環境のお話
という4本柱で参加型のデスカッション講習をやっていきますので、わいわいやりながらアッというまに2時間たってしまいます。
気が付くとリスクマネージメント力が付くといった内容です
ただ知識を詰め込むだけでなく、「なぜ危険なのか?」「事前にどう備えるか?」を参加者の皆さんと対話しながら深めていきました。

【午後】水上講習&実技 大沼の 水辺

午後はフィールドを大沼の水辺へ移し、実際に水の上での実践です!

  • 基本パドリング技術の再確認:レスキューや安全操作のベースとなる漕ぎの動作を復習。
    特にフォワードパドルとスィープパドルが少しでも成長することで安全にも楽しさにもつながるので、講習はそちらがメインです。

    レスキュー技術実践:実際に水に入り、セルフレスキュー(再乗艇)や仲間を救助するグループレスキューに挑戦!

    こんな機会でもないとなかなかやらないので、皆さんトライ
    セルフレスキューの難しさとグループレスキューって意外とできるんだ!という所を体感してもらいました。

    グループで活動する意味が良く分かったんではないいでしょうか?

講師からのメッセージ

今回の講習を担当したH2Oアドベンチャーの)と、フナヨイカヤックの長谷部です。

参加された皆さんがとても熱心に質問や実技に取り組んでくださり、講師一同非常に手ごたえを感じる1日となりました。水に入ることで「座学で学んだ安全意識」がしっかりと身体に染み込んだのではないでしょうか。

パドルスポーツは自由で最高のソトアソビですが、一歩間違えるとリスクと隣り合わせでもあります。 「自分の身を守る力」と「仲間を助ける力」を持って水に出ることで、これからのパドリングライフは何倍も安心で、そして素晴らしいものになります!

次回の講習・ツアーもお楽しみに!

H2Oアドベンチャーガイドクラブでは、初心者向けの体験ツアーから、今回のようなステップアップ講習・レスキュー講習まで幅広く開催しています。

「もっと安全に川や海を楽しみたい」「自分の艇でいろいろなフィールドに行ってみたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

また皆さんとフィールドでお会いできるのを楽しみにしています!

Categories
パックラフト ブログ

【パックラフト・セーフティ】陸からの守護神!スローバッグレスキューの基本と絶対にやってはいけないNG行動

こんにちは! 前前回は「もし自分がひっくり返ったら(セルフレスキュー)」と「仲間がひっくり返ったときの水上での(グループレスキュー)について」解説しました。

今回は、川の安全管理において陸上から迅速に救助を行える最強のギア「スローバッグ(レスキューロープ)」を使ったレスキューの基本をお届けします。

特に激しい瀬(ホワイトウォーター)を下る際、もしグループの人数に余裕があるのであれば、水上で浮かんで待機するレスキューだけでなく、陸上(岸)からのレスキュー要員もあらかじめ配置しておくことが理想的です。水上と陸上の両面から網を張ることで、救助の成功率は劇的に上がります。

しかし、「バッグを持って岸に立っていれば安心」というわけではありません。実は、使い方を一つ間違えると救助者も要救助者も危険に晒す諸刃の剣になるのがロープレスキューです。いざという時に正しく投げて、安全に引き上げるための基本を学びましょう!

■ 陸上レスキューの「立ち位置」:どこでバッグを構えるべきか?

激しい瀬で陸上レスキューを配置する際、ただ岸に立てばいいというわけではありません。最も重要になるのが「下流のエディ(流れが緩やかで巻き返している場所)のすぐ上流」という立ち位置です。

なぜこの場所がベストなのでしょうか?

  1. 救助後の「回収ルート」を計算する:
    ロープが要救助者に届いた瞬間、相手は川の流れに乗って下流へと引っ張られます。エディのすぐ上流で投げれば、振り子の要領で、要救助者を力を使わずに安全なエディへと引き込むことができます。
  2. 激流の真ん中で引き上げない:
    もし激しい瀬の真っ只中で引き上げようとすると、要救助者に凄まじい水圧がかかり、ロープを保持できなくなったり、ロープを放したり、水を飲んでしまう危険があり結局レスキューできなくなります。
  3. 足元の安全(足場)を確保できる場所:
    自分が滑り落ちない岩場や、踏ん張りのきく平らな足場を選んで立つことが大前提です。基本的に浅いからと言って水の中はNG

配置のイメージ
流されてくるポイントよりも「少し下流側」の安全なエディを見つけ、その直前を自分の定位置(レスキューポイント)に設定しましょう!

■ スローバッグレスキューの鉄則:ここでも「3つのS」


前回のグループレスキューでもお伝えした共通言語「3つのS」は、陸からのレスキューでも絶対に欠かせません。

  1. Safety(安全第一): 自分が絶対に足元が安定した安全な場所にいること(SELFの確保)。
  2. Simple(単純な方法から): スローバックレスキューがシンプルにやりやすい場所だったり、複雑なレスキューにならないように。
  3. Speed(速いレスキュー): 流されている仲間が通り過ぎる前に、素早く的確にアプローチします。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

■ 実践!スローバッグを投げる・受けるステップ


ステップ1:投げる前の「声がけ(ホイッスル)」
何も言わずに投げても、溺れている仲間はロープに気づけません。
投げる直前に「ロープ!」と大声で叫ぶか、ホイッスルを強く吹いて、必ず相手とアイコンタクトを取ります。

ステップ2:狙うのは「相手の胸から少し下流」
流されている人間に対してピンポイントでぶつけるのは至難の業です。
少し下流側(相手の進行方向の前)さらに越えうように投げることで、流されてきた相手の体にロープが引っかかりやすくなります。

ステップ3:【最重要】救助者のロープの持ち方
ロープを引く際、「絶対に手にロープを巻き付けない」でください!
川の強い水圧がかかった瞬間、指や手首を骨折したり、そのまま川に引きずり込まれたりする二次災害に繋がります。ロープは必ず「握る」だけ、自分の危険がありそうならロープを放すことま視野に入れてください。またテンションがかかると引っ張られますから踏ん張れるように足元を確保して、テンションがかかると腰を落とし低い姿勢になると引き込まれず、支えれらます。

■ 泳いでいる側(要救助者)が知っておくべきこと


もしあなたが流されて、仲間からロープが飛んできたらどうすべきでしょうか?

ロープだけを掴む(バッグは掴まない): ロープの先端にあるバッグではなく、ロープ自体をしっかり握ります。バッグはロープが入っていてまだ出る可能性があります。 一番近いロープをつかむようにしてください。

首や体に巻き付けない: 水圧で首が絞まる恐れがあります。ロープは胸の前でしっかり掴みましょう。

「ラッコのポーズ」で受ける: ロープを掴んだら背中を川上に向け、仰向けの姿勢(セーフティ フローティングポジション)をとります。水圧で顔に水がかかるのを防ぎ、呼吸を確保するためです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

■ まとめ:ロープは「練習量」がすべて!


スローバッグは、ただ持っているだけではお守りにもなりません。

狙ったところに一発で投げるコントロール

外したときに素早く回収して投げ直す(セカンドスロー)技術

これらは、水に入らない陸上での練習だけでも劇的に上達します。シーズン前に仲間と一緒に、公園や河原で「ロープスロー」の練習をぜひ行ってみてください!

■パックラフトで書いてほしい内容ありましたらコメントに頂けると助かります!!

■ 最後に告知
H2Oアドベンチャーで初めての方に向けたツアーからエキスパートパドラーに向けたツアーを開催しております。
パックラフトレギュラーツアーはこちら!

7月20日に函館大沼でセーフティレスキュー講習(SRP講習)をやります。
まさに前回、今回のブログの内容も含まれます。
午前は独り立ちするためには何を知っていなけれあならないという具体的なお話
午後は水上での実際のレスキューですと、漕ぐ技術など
夏前に安全意識をたかめて、良い夏のカヤック、SUPライフをすごしませんか?

募集型ツアーはこちら


H2Oアドベンチャーガイドクラブライン公式アカウントを登録していただけるとツアーなどのインフォメーションを送ります!

Categories
ブログ

シーカヤック 1DAYガイド

7月となりました。あっという間に夏がやってきてます。

先週末シーカヤックツアーに行ってきました!
冬はスキーツアー、夏はカヤックと、なんと10年もの長いお付き合いになる大切なお客様をお迎えし、週末は「積丹を漕ぎたい!」という熱いリクエストにお応えして積丹半島へ行ってきました!

朝の海は、予報よりも風が強く波も高め。「おや、これはなかなかのコンディション…」というスタートでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


しかし、そこは10年一緒にフィールドを共にしてきたお客様。お互いのスキルと信頼関係はバッチリです。地形を読み、岬の影を巧みに使いながら風と波をうまくかわしつつ、パドルを進めていきます。

波を越え、お昼前には本日の目的地である「ろうそく岩」に無事到着! 海中からニョキッとそびえ立つその圧倒的な姿をカヤック目線で見上げながら、最高のロケーションでお昼ごはんを堪能しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして午後になると、海は予報通り嘘のような「凪」へ。

風が止んだ海は、息をのむほどの美しい積丹ブルー。 午前中の荒々しさから一転、静まり返った鏡のような海面を滑るように漕ぎ進みます。ダイナミックな断崖絶壁に囲まれながら、最高の天気と景色に心も体もすっかり癒されました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

カヤックを終えた後は余市へと移動し、余市と言えば!
「ニッカウヰスキーの蒸溜所」


今や世界中で話題となっているジャパニーズウイスキー「余市」をばっちりゲット。最後は美味しい甘いスイーツに舌鼓を打ち、大満足のままツアー解散となりました。

風強いから午後の絶景、そして美味しいお土産まで、1DAYツアーの魅力をこれでもかと詰め込んだ最高の1日になりました。いつも本当にありがとうございます!


■H2Oアドベンチャーからのお知らせ■


シーカヤックはじめませんか?
H2Oアドベンチャーガイドクラブでは、今年からシーカヤックもしっかり押しております。
初めてのシーカヤック
シーカヤック スクール
シーカヤックガイド1DAY

今回のように海況を見極めながら楽しむツアーはもちろん、これからカヤックを始めてみたいというビギナーの方から、じっくり漕ぎたいベテランシーカヤッカーの方まで、それぞれのスキルやご要望に合わせたガイドが可能です。

北海道の美しい海を、私たちと一緒に漕ぎに行きませんか? 積丹エリアから噴火湾、道南の海と、皆様の希望の場所で漕ぎましょう!
ご参加をお待ちしております!

Categories
パックラフト ブログ

【パックラフト・セーフティ】仲間がひっくり返ったら?知っておくべき「グループレスキュー」の基本

こんにちは! 前回は「もし自分がひっくり返ったら(セルフレスキュー)」というテーマで、再乗艇のコツなどをお伝えしました。
パックラフトは複数人で漕ぐ(グループダウンリバー)のが基本ですが、もし「目の前で仲間がひっくり返ったら」、あなたはどう動きますか?

川の流れのなかでは、一瞬の判断が生死を分けることもあります。今回は、仲間を助け、自分も安全にパックラフトを楽しむための「グループレスキュー」の基本ステップを解説します!

■ レスキューの絶対原則:優先順位と行動指針

レスキュー(救助)と聞くと、「一刻も早く助けなきゃ!」と行きがちですが、それは絶対にNGです。川のレスキューには、世界共通の鉄則(優先順位)があります。

レスキューの優先順位
1,SELF(自分) :まずは自分が絶対に安全な状態であること
2,TEAM(仲間・他のメンバー) :救助を手伝う周りのメンバーの安全
3,VICTIM(要救助者) :落ちた本人の救助
4,GEAR(道具) :パックラフトやパドルなどの回収

「沈脱した方を助けようとして、救助側も沈脱する」という二次災害を防ぐため、まずは自分の安全を確保した上で、以下のステップに移ります。

■3S Safety Simple Speed(レスキューの行動指針)

いざレスキュー(救助)の時、私たちが絶対に意識すべき「3つのS」という行動指針があります。現場でパニックにならず、最善の選択をするためのパドラーの共通言語です。
1. Safety(セーフティ:安全第一)
安全な行動か考える
2.Simple(シンプル:単純な方法から)
最初から難しい救助(川に飛び込む、複雑なロープシステムを組むなど)をしようとせず、まずは「声をかける」など、一番簡単でリスクの低い方法から試します。
3.Speed(スピード:速いレスキューからゆっくり時間を変えたレスキューへ)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

■ ステップ1:大声で周囲に知らせる(ホイッスル・コール)
誰かがフリップ(沈)したのを見つけたら、まずは大声やホイッスルでグループ全体に知らせます。
・上流のメンバーへ: 「ストップ!」のサイン(パドルを水平に掲げるなど)を出し、これ以上危険なエリアに人が突っ込まないようにします。
・下流のメンバーへ: 救助体制をとるよう促します。


ステップ2:声がけ、してほしい事を言う

1,大丈夫?とか平気?とかの声がけは不要です。 なぜならすでに水に浮いていて危機的状況だからです。 そんな言葉より【相手にやって欲しい行動】を大声で伝えます。
ポイント 短く、動詞で伝える!

・「再乗艇して」とか「乗るよ」など、まずは沈脱した方のセルフレスキューを促します
できそうであれば補助にはいってあげてください。パックラフトを支えてあげるや、乗り込む際のPFFを引っ張り上げることなど

■ステップ3:再乗艇がきびしそうなら牽引レスキューへ

泳いでいる仲間に、自分のパックラフトの「後ろ側(スターン)」を掴ませます。そのまま安全な岸(エディ)まで漕いで引っ張っていきます。その際できそうな事は声がけしましょう。 
「パックラフト、パドルを持つて!」 「捕まったら体のばして、できたらバタ足して」など
*捕まる場所はサイドやバウは操作性も悪く、レスキューアーも沈する可能性があるのできおつけましょう。

. 危ないと思ったら「放させる」決断も
牽引しているルートの先に、岩や倒木(ストレーナー)などの障害物が見え、「このまま進むと危険だ」と判断したときは、「一度スタン(後ろ)を放して!」と指示する決断も必要です。 お互いの安全のために、深追いしすぎないようにしましょう。

■ ステップ
:再乗艇や牽引が厳しい状況であれば「フローティングポジション」

状況が厳しくて再乗艇や牽引、道具の確保が難しい場合は、無理に抗おうとせず、まずは安全に流されるための「セーフティ フローティングポジション」をとって瀬をクリアすることに集中します。

瀬が終わり、流れが緩やかなエリアまで流されたら、ステップ②(声がけ)やステップ③(牽引レスキュー)の手順に戻り、安全な岸への回収を進めます

フローティングポジションの基本姿勢

  • 仰向け(ラッコのポーズ)で浮く: ライフジャケットの浮力を信じて仰向けになります。
  • 足を下流に向ける: 流されていく先に足を向け、膝を軽く曲げます(岩にぶつかったときにクッションの役割を果たします)。
  • お尻と足を浮かせる: 【最重要】 川底の岩に足やお尻が引っかかる「フットトラップ」を防ぐため、しっかりとお尻を浮かせ、足を高く保ちます。川底に立とうとするのは絶対にNGです。

■ まとめ:レスキューは「事前の準備」がすべて

グループレスキューは、レスキューギアを持っているだけでは絶対にできません。 いざという時にスムーズに動くためには、以下の3つが不可欠です。

  1. 事前の役割分担: 先頭(スカウト・ルート選び)と最後尾(スイーパー・回収役)を必ず決める。
  2. 安全な場所での練習: シーズンインの前に、仲間同士で練習してください。
  3. レスキュー講習の受講: 「JSPA(日本セーフティパドリング協会)」の専門のSRP講習を受けることで、チーム全体の安全レベルが格段に上がります。

パックラフトでの川下りは、お互いを支え合う仲間がいてこそ、より深く、より安全に楽しめます。 次のダウンリバーでは、ぜひ「もし今、隣の仲間が落ちたら?」を意識しながら漕いでみてくださいね!

次回は、陸からのレスキュー スローバッグレスキューについて



H2Oアドベンチャーで初めての方に向けたツアーからエキスパートパドラーに向けたツアーを開催しております。
パックラフトレギュラーツアーはこちら!

7月20日に函館大沼でセーフティレスキュー講習(SRP講習)をやります。
まさに前回、今回のブログの内容も含まれます。
午前は独り立ちするためには何を知っていなけれあならないという具体的なお話
午後は水上での実際のレスキューですと、漕ぐ技術など
夏前に安全意識をたかめて、良い夏のカヤック、SUPライフをすごしませんか?

募集型ツアーはこちら


H2Oアドベンチャーガイドクラブライン公式アカウントを登録していただけるとツアーなどのインフォメーションを送ります!